10月15日、SGEはベトナム?ハノイで開催された「第8回日ASEANスポーツ高級実務者会合」に参加し、「ASEAN-JAPAN Actions on Sport: Gender Equality」事業のこれまでの成果と今後の計画について報告をさせて頂きました。

本会合では、2023年の第3回日ASEANスポーツ大臣会合で採択された「チェンマイ宣言」に基づき、ASEAN10カ国とともに日本が実施してきた優先協力の5分野の進捗が共有されました。SGEでは2023年より、ASEAN-JAPAN Actions on Sport: Gender Equalityをスポーツ庁より受託しており、SGE副センター長の野口より報告を行いました。

これまで本事業では、各国で異なるジェンダー課題の分析、優先課題の特定、その解決に向けたアクションプランの策定、更に進捗を可視化するジェンダー指標の構築を進めてきました。

今後のステップとしては、各国のスポーツ基本計画の中へのジェンダーに関する計画の組み込みや、ジェンダーに配慮した予算編成（Gender Responsive Budgeting）について進めていくことを計画しています。

今回、スポーツ分野でのASEAN共通のジェンダー指標策定に向けた議論をスタートすることに承認を頂いており、各国政府関係者からは今後の事業展開について大きな期待の声を頂いています。

ASEAN加盟11カ国に学び、スポーツ庁とともに、アジア地域におけるスポーツとジェンダー平等の取組みに継続的に携われることへの感謝の想いとともに、SGEでは今後もスポーツを通じたジェンダー平等の主流化に貢献していきます。